歯周病は歯を失う原因になる怖い病気です。
歯周病にならないためには、適切な予防が大切ですが、早期発見、早期治療も大切になります。
そのためにも、どのような症状が出るかを知り、不安を感じたら、早めに歯科医に相談しましょう。
歯周病とは
歯周病は、むし歯と並び歯を失う二大原因の一つです。
年齢を重ねるにつれて起こりやすくなるとともに、口腔ケアを十分に行わない、タバコやアルコールを摂取するなどをすることで、歯周病菌が口の中に繁殖してしまいます。
歯周病の特徴として口臭がキツくなる、口の中がねばつく、歯ぐきから出血するといった症状が見られます。
さらに、症状が進行すると歯ぐきがブヨブヨしてくることや腫れて痛みも生じるなど炎症が深刻化するので注意しなくてはなりません。
最悪の場合、歯肉が溶け、歯を支えられなくなって落ちてしまいます。
歯周病で歯肉がやられてしまうため、インプラント治療も難しいケースが多いです。
失った歯の代わりとして部分入れ歯でカバーするか、多くの歯を失った場合には総入れ歯にすることが必要です。
入れ歯はどんなに細やかに調整を行っても、自分の歯とは異なるため、多少なりとも違和感を抱きながら日々生活することになります。
歯を失わないための予防を
歳を重ねても自分の歯で食事を楽しみ、違和感なく暮らしていくためにも、日頃からの歯周病予防が大切です。
丁寧な歯磨きなどのセルフケアをはじめ、定期的に歯科検診を受け、予防対策を講じていくことも欠かせません。
忙しい方でも3ヶ月に一度程度のペースで定期検診を受けることで、しっかり予防できているかの確認ができ、歯科衛生士による歯のクリーニングも受けることができます。
正しいセルフケアの指導やアドバイスが受けられ、ご自身のブラッシングだけではケアしにくい歯石や歯垢の除去ができるのもメリットです。
歯石や歯垢は歯周病菌が繁殖する温床となるためです。
万が一歯周病に罹患してしまったとしても、定期的に歯科医院に通うことで歯周病の早期発見、早期治療ができ、歯を失うような深刻な状態を防ぐことが可能になります。
まとめ
歯周病はむし歯と並び、歯を失う二大原因の一つです。
口臭がキツい、口の中がねばつく、歯ぐきから出血するといった症状が出たら注意が必要です。
歯を失わないためにも、早めに歯科医を受診しましょう。
歯周病にならないためにも、日頃から予防ケアを行い、歯科医で定期検診を受けることも大切になります。