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8020運動と6024運動の意味と取り組み方

8020運動と6024運動をご存知でしょうか。
8020運動はだいぶ浸透してきたので、それなら知っていると答える方は多いと思います。
一方、6024運動は知らないという方は多いかもしれません。
この記事では、8020運動と6024運動の意味と、取り組み方についてご紹介していきます。

8020運動とは

8020運動は、80歳になっても自分の歯を20本以上保つことを目指す取り組みです。
年齢を重ねるにつれ、むし歯や歯周病で歯を失う人が少なくありません。
現在、多くの高齢者は部分入れ歯や総入れ歯となっています。
入れ歯があれば問題ないと思われるかもしれません。
ですが、実際には入れ歯は自分の歯のようには使えず、食事がしにくい、話しにくいという悩みを抱えます。
うまく噛めないので食べられるものが限られる場合や食事の量が減ってしまい、栄養が不足し、急速に体が弱る方や病気になりやすくなる方も出てきます。
さらに、介護になると入れ歯の着脱も難しくなり、流動食などになる方も少なくありません。
歯を失うと身体能力の低下にも影響を与えるため、80歳で20本以上の歯を保って、おいしく食べ続け、楽しく話し続けることができるようにというのが8020運動です。

6024運動とは

8020運動で80歳の時点で20本の歯と言いますが、そもそも人には何本の歯があるのでしょうか。
成人の歯は28本、八重歯がある方は最大で32本となります。
単純にいうと、80歳までの間に失う歯の許容本数は8本ということです。
8本も失わないだろうと思うかもしれませんが、実際には歯がゼロとなり、総入れ歯にしている方も多いのが現状です。
この点、日本における調査データでは、80歳以上の方の平均の歯の数はわずか4本となっています。
50歳以降になると平均で2年に1本強の割合で歯を失っていると言われています。
60歳の時点では平均17本しか残っていないとされ、実は80歳になるまでの時点で20本を下回っている方も多いのです。
80歳までといっても、それ以前に多くの歯を失ってしまう人が多いため、中間目標として、60歳で自分の歯を24本以上という6024運動が提唱されています。
まずは、6024を目指して取り組み、それをクリアできたら、そのままの勢いで歯の健康維持に取り組みましょう。

まとめ

8020運動は、80歳になっても自分の歯を20本以上保つことを目指す取り組み、6024運動はその中間目標として、60歳で自分の歯を24本以上保つことを目指す取り組みです。
自分の歯が残っていないとおいしく食事が取れなくなることや話しにくくなり、老後の心身の衰えも加速していくおそれがあります。
まずは6024運動に取り組み、無事に目標を達成して、その調子で8020運動にも取り組んでいきましょう。

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