親知らずの抜歯を検討している方は、どこで治療を受ければいいのか悩むかもしれません。一般歯科と口腔外科、どちらも親知らずの抜歯に対応していますが、それぞれ得意分野や設備、費用などが異なります。この記事では、一般歯科と口腔外科の違いを解説し、それぞれのメリットとデメリットを比較します。
一般歯科と口腔外科の違い
「一般歯科」は、虫歯や歯周病などの一般的な歯科治療を行う診療科目です。親知らずの抜歯も可能ですが、比較的簡単なケースが中心となります。
「口腔外科」は、口の中や顎、顔面に関する外科的な治療を行う診療科目です。親知らずの抜歯はもちろん、顎関節症や口腔癌などの治療も行います。
| 一般歯科 | 口腔外科 | |
| 専門性 | 虫歯、歯周病など一般的な歯科治療 | 外科的な治療 |
| 設備 | 基本的な歯科治療用の設備 | 手術用の設備も充実 |
| 対応できる症例 | 比較的簡単な親知らず | 複雑な親知らず、顎関節症、口腔癌など |
| 費用 | 比較的安価 | 高額になる場合がある |
一般歯科で親知らずを抜歯する場合
一般歯科では、比較的簡単な親知らずの抜歯に対応しています。具体的には、以下のような親知らずが該当します。
- 真っ直ぐ生えている
- 根が浅い
- 埋まっている部分が少ない
メリット
一般歯科での抜歯は以下のようなメリットがあります。
- 自宅近く、または勤務先近くなど、通いやすい場所に一般歯科医院があることが多い。
- 口腔外科に比べて、費用が抑えられる傾向にある。
デメリット
一方、一般歯科での抜歯には以下のようなデメリットもあります。
- 複雑な親知らずの場合、治療が難しい。
- 抜歯後の腫れや痛みが大きくなる可能性がある。
- 口腔外科に比べて、設備が限られているため、複雑な症例に対応できない
口腔外科で親知らずを抜歯する場合
口腔外科は、親知らずの抜歯をはじめ、顎関節症や口腔癌などの外科的な治療を行う診療科目です。一般歯科では対応できない複雑な親知らずの抜歯にも対応することができます。具体的には、以下のような親知らずが該当します。
- 横向きに生えている
- 根が深い
- 埋まっている部分が多い
- 神経や血管に近接している
メリット
口腔外科での抜歯には、以下のようなメリットがあります。
- 高度な技術で安全に抜歯を行い、複雑な症例も対応できる。
- 抜歯後の腫れや痛みを抑えるための処置が充実している。
- 設備が充実しているので、安全に治療を受けられる。
デメリット
一方、口腔外科での抜歯には以下のようなデメリットもあります。
- 一般歯科に比べて口腔外科は数が少なく、通院が難しい場合がある。
- 費用が高額になる場合がある。
- 一般歯科に比べて患者数が多いため、予約が取りにくい。
まとめ
親知らずの抜歯は、一般歯科と口腔外科のどちらでも可能ですが、それぞれのメリットとデメリットを理解した上で、自分に合った医療機関を選ぶことが大切です。
かわべ歯科クリニックには、歯科口腔外科がありますので、親知らずにお悩みの方はまずはご相談ください。
経験豊富な歯科医師が、親知らずの状態を丁寧に診断し、最適な治療方法をご提案します。
お気軽にお問い合わせください。
