口腔内にはあらゆるトラブルが発生しますが、その中でも比較的発生頻度が高いのが口内炎と歯肉炎です。
今回は、口の中にできる痛い口内炎、そして歯ぐきが腫れてしまう歯肉炎の対処法についてご紹介します。
口内炎のトラブルと対処法について
口内炎は、頬の内側や唇の裏、舌、歯ぐきにできる炎症になります。
ただれや水疱、潰瘍といった形で現れ、飲み物や食べ物が染みることや痛みを感じるもので非常に不快なものです。
口内炎は、唇などを噛んでしまった後に細菌が入り込んで炎症を起こすケースがあります。
そのため、できるだけできてしまった場合は、こまめに歯磨きを行い細菌を発生させないように心がけることが必要ですし、うがい薬でのうがいをこまめに行って細菌の増殖を抑制していくことが必要です。
また、栄養不足やストレスなどで口内炎ができるケースもあります。
このような場合は、ビタミンB群、特にビタミンB2を多く含む食品(たとえばサバやうなぎ、レバー)を摂るようにすることや医薬品やサプリメントなどでビタミンを摂ると改善していくことがあります。
口内炎用の軟膏が市販でも販売されているので、そういったものを積極的に活用すると痛みを早く抑えられ、より早く治癒することができるでしょう。
歯肉炎のトラブルと対処法について
歯肉炎は、まさに歯肉=歯ぐきに炎症を起こしてしまう病気です。
歯肉炎は、実は軽度な歯周病ですので、放置しておくと完全な重度の歯周病へ発展して歯が抜けてしまう可能性すらあります。
歯磨きをすることで歯ぐきから血が出てしまうことや歯ぐきの根元が腫れているのがまさに歯肉炎の症状です。
歯肉炎は歯垢が残っていることで起こりやすくなる病気です。
そのため、磨き残しがないように歯ブラシと歯間ブラシ、フロスなどを駆使して丁寧な歯磨きを行うことでケアしていくことができます。
もちろん、自分の歯磨きだけでは100%落としきれないこともあります。
だからこそ、歯科医院のクリーニングに定期的に通うことで、より細かなところまでケアができ、磨き残しをなくすことが可能です。
歯肉炎になったら、定期的な歯科医院の検診とクリーニングに通うのが必須と言えるでしょう。
まとめ
口内炎は、ストレスや免疫力低下、栄養不足などで起こり得ることもありますが、どちらも口の中が衛生的でない状態で生じやすいトラブルです。
日頃から口腔内を清潔に保ち、ケアしていくことで予防にもつながるでしょう。