歯の健康と全身の健康は深くつながっていると言えるでしょう。
たとえば、頭痛や鼻づまりなども、実は歯の状態と関係していることも少なくありません。
ここでは、そんな歯と全身の関係性についてご紹介します。
頭痛や鼻づまりの原因は?
頭痛や鼻づまりは、もちろん片頭痛持ちや鼻炎などの持病によることも多いです。
しかしながら、持病ではなく歯や歯ぐきの状態が原因になっているケースも見られます。
たとえば、歯ぐき周りが炎症を起こす歯周病になっていると、菌が鼻に入ってしまうこともあります。
特に歯ぐきの腫れがひどくなり化膿している時に、鼻の不調も生じやすい傾向にあるでしょう。
頭痛においても、むし歯や親知らずの痛みが要因のことがあるので要注意です。
歯の痛みが神経や血管を圧迫して、頭痛が生じるわけです。
そもそも歯の痛みと頭の痛みは三叉神経により、元よりつながっています。
そのために、なおのこと歯の不調は頭痛を引き起こす引き金になりやすいと言えるでしょう。
顎の痛みと歯の関係
次に、顎の痛みに関して考えていきます。
歯並びが良くない人は咀嚼がうまくいきません。
片側でばかり噛んでいたり、硬いものが思うように噛みしめられなかったりします。
そうすると、顎の筋肉が弱ってくるのです。
もしくは、噛み合わせの悪さのために、顎が歪んだりズレてしまうこともあります。
そうした原因により、顎の痛みを併発する可能性が出てきます。
歯の矯正をすることで、顎の痛みも改善されるケースは多いです。
長生きしたいなら自分の歯を大切に
歯が不調であると、おいしくご飯を食べにくいです。
そのため、柔らかいものばかり食べるようになって栄養が偏ったり、しっかり咀嚼できないので体内に吸収されにくく胃腸が弱ったりします。
長生きしている人は、バランス良くしっかりとご飯を食べていることが多いです。
自分の歯で噛みしめることができるから、ご飯もおいしいのです。
入れ歯になったせいで、食欲が落ちてしまうという声も多いのではないでしょうか。
健康寿命を延ばしたいのであれば、やはり歯の健康は欠かせません。
まとめ
このように、歯と全身の関連性はとても深いことがわかりました。
頭痛や鼻づまりが続くようであれば、歯や歯ぐきの不調も疑ってみるのも一つです。
歯医者できちんと治療をすることで、頭痛鼻づまりなどが改善されるかもしれません。
老後も自分の歯でおいしく食べて元気でいられるように、今のうちから予防歯科に務めて歯の健康を心がけましょう。