親知らずができると抜かないといけないので、怖い、痛いといった印象を持つ方が少なくありません。
ただ、親知らずは必ず抜かなければならないというものではありません。
では、どのような時に親知らずの抜歯が必要なのでしょうか。
親知らずの抜歯
親知らずは全員が全員できるものではありません。
また、親知らずが埋まっている状態では、抜く必要がないので、完全に埋まっている方はそのまま放置で問題ないのです。
しかし、親知らずが痛んでいる場合や親知らずやその前の歯がむし歯になっている場合は、親知らずを抜かなければなりません。
親知らずが斜め、横に生えているケースでは、歯磨きがうまくできずに磨き残しによる汚れでむし歯、歯周病になりがちです。
そうならないためにも、抜歯が必要となるケースがあります。
また、40代以降に親知らずを抜歯するよりも20代などの若いうちから抜いておくと腫れも小さくなりますし、治癒も早いです。
親知らずの抜歯で起こること
親知らずを抜歯すると、顔が腫れてくる可能性があります。
特に下顎の親知らずは腫れやすいです。
さらに、下の歯の場合、太い歯の神経を傷付けてしまって、唇や舌のマヒやしびれが起きてしまう可能性があります。
顔の内出血が起こる可能性もありますが、だいたい2週間から4週間も経てば吸収されていくものですので、特に何か処置が必要になることはありません。
抜歯した後に注意すること
親知らずを抜歯した後は、その患部に血餅と呼ばれるブヨブヨのかさぶたのようなものができます。
これが取れてしまうことでドライソケットという症状になり、強い痛みに悩まされることになりますし、細菌が感染してしまう可能性もあります。
そのため、血餅が取れないように歯磨きの際に周辺を舌や歯ブラシなどで触らないこと、うがいで口をゆすぐ時はガラガラとするのではなく、いつもより軽めにゆすぐことが必要です。
食事は、硬いものや刺激のあるものは避けるようにすると良いでしょう。
また、当日はお酒や激しい運動、入浴は避けたほうが良いです。
血行が良くなることで血が止まりにくくなる可能性があるため、気を付けておくと良いでしょう。
まとめ
親知らずの抜歯は、必要なケースのみ抜歯が行われ、抜歯後はトラブルが起きる可能性があることから、注意して経過観察していくと良いでしょう。
麻酔が切れて痛みが生じることも多いですが、基本的に歯科医院からロキソニンなどの痛み止めが処方されるので、痛みを感じたらすぐに服用することで対処することができるでしょう。
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